決算期の未払計上(決算賞与・社会保険料)

※決算賞与を出す予定あるなら、期末日までに従業員に支給額を知らせ、期末日後1ヶ月以内に賞与を支給しましょう。決算で経費として未払い計上できます。

 

注意点

(1)要件のすべてを満たさなければ、支給額全体が認められない

①決算日までに決算賞与の支給額を各人別に全員に通知していること

②決算日後1ヶ月以内に全員に支払っていること

③決算で経費として未払金計上をしていること

 

(2)決算賞与支給の手続き

①個別に決算賞与支給明細書を渡す方法

②決算賞与一覧表を作成し従業員に提示する方法

   従業員から確認の押印、サインをもらうことが重要となります。

 

※社会保険料は当月分を翌月に支払うことが原則です。決算月の翌月に支払った社会保険料の会社負担分を経費として未払い計上しましょう。

社会保険料の全額のうち、会社が負担すべき部分の金額はその計算の対象となった月の末日の属する事業年度の損金の額に算入することができる。

例:3月決算の会社であれば、3月分の給与・役員報酬に係る社会保険料のうち、会社が負担することとなっている部分の金額については、翌月4月の支払まで待たなくとも、3月分の経費として未払い計上することができる。