優良申告法人の事務運営指針の見直し

優良申告法人とは、『申告納税制度の趣旨に即した適正な申告と納税を継続し他の納税者の模範としてふさわしいとみとめられる法人』のこと。こうした法人に対して,経意を表すとともに、今後の申告納税へ期待を込めて、所得税務署長から表形状が授与されます。

 

 優良申告法人として表敬されるためには、2段階の基準が必要があります。27年7月1日より見直しされ 

ています

 

   ①机上審査における基準が直近5年間の法人税の申告所得金額で判定されていたところが、直近

     3年間に判定されることになりました。また消費税基準による判定でもよいこととされました。

 

   ②深度ある調査を実施した結果や保有する資料情報に基づき『当期調査における基準』の全てを

     満たす場合に優良申告法人として表敬されます。

 

また、優良申告法人として表敬の対象から除かれる法人は、従前過去5年以内の調査に基づき表敬さ 

れた法人とされていたが、見直し後は、過去9年以内に延長されています。

 

  大きく変わったのは優良法人として表敬された場合、原則表敬から5年後に個別指導が行われます